最近、小学生のこどもが言った言葉にショックを受けました。
うちでは、小学生は21時に就寝することにしています。例外の時もありますが、基本21時就寝です。
見たいテレビがある場合は、録画して、21時前後に寝るようにしています。
先日、家族でテレビのバラエティ番組を見ていた時のことです。
その番組は21時半までの放送でした。
次の日は土曜日で学校も休みなので、ぼくも奥さんも、番組の最後までこどもも一緒に見たらいいと思っていました。
みんなで笑いながら、楽しくテレビを見ていたのですが、21時近くなって、こどもが明らかにしょんぼりした表情になっているのです。
「どうしたの。」とぼくが聞くと、「もう寝る時間だから。」と答えます。
「明日学校休みだし、9時半までだから見てていいよ。最後まで見てていい?って聞けばいいのに。」と言うと、
「どうせ駄目だから。」
ショックでした。
これくらいのこと、駄目かもしれないと思っても、聞いてほしかった。
日頃、ぼくは奥さんとこどもへの接し方について話していて、お互い些細な事で厳しく言いすぎることがあるから、直さないといけないと言っていました。
失敗すると叱られるから、こどもがいろいろなことにチャレンジしない傾向になっていると思っていたので。
でも、直そうと思っていても、いざとなると、また叱ってしまっていました。
今回のテレビの一件で、本当に反省し、こどもにかわいそうなことをしたと思いました。
こどもに限らず大人でもそうだと思いますが、人はちょっとしたことでも、上手くできたことや、当たり前のようにできていることを、改めてほめられると気分がよくなります。
ほめられる経験の積み重ねで、もっとやってみようという前向きな気持ちになります。
逆に、失敗したことを注意されたり、厳しく叱られたりし続けると、失敗を怖がり、叱られないように行動が委縮し、チャレンジをしなくなります。
挨拶ができている時に何も言わず、挨拶ができていないときに注意したり、叱ったりするのではなく、挨拶ができている時に「大きい声で挨拶できたね。」とか「今日もいい挨拶だね。」とほめてあげることが大事です。
そうすることで、進んで挨拶ができるようになっていきます。
頭で分かっているのだから、大人のぼくや奥さんが行動を改めなくてはいけません。
こどもにチャレンジするように変わって欲しいなら、まず自分を変える。
こどもから大事なことを気づかせてもらいました。