生活の知恵

庭の姫りんごの木が枯れた。幹を切ると穴と白い幼虫。原因はこいつ

わが家の庭には、6年ほど育てた160cmくらいの姫りんごの木があります。

楽天市場で苗を購入して、庭に植えて育てたものです。こんな商品でした。

毎年春には白いかわいい花をたくさん咲かせ、秋には、これまたかわいいさくらんぼくらいのりんごをたくさん実らせていました。

昨年の秋には、たくさんの実がなって、子供が食べてみたいというので、収穫して家族でかじって「酸っぱ渋いー」と言って、楽しんだ思い出があります。

こんな花や
姫りんごの花
こんな実がなっていました。
姫りんご実
でも、これらの画像はうちの姫りんごではありません。

今年の春、うちの姫りんごは葉っぱもなく、花も咲きませんでした。

植物に疎いぼくや家族は「どうしたんだろー」と言っていたのですが、5月になっても葉っぱがない状態で、やっと「枯れているのでは」と考えるようになりました。

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枯れているかどうかの判断方法を調べて確認してみた

ネットで調べてみると、はさみで枝を切ってみて、断面が茶色く乾いていたら枯れている、白っぽくて湿っていたら生きているそうです。

さっそく枝を切ってみると、断面は茶色くてカサカサです。

こっちの枝を切っても、あっちの枝を切っても同じ状態。

下のほうの枝を切っても同じ。

これは、木全体が枯れている?

木全体が枯れているのか幹を切ってみた

枝はどこを切っても枯れている状態。

幹はどうだろうと思い、のこぎりを使って上のほうを切ってみました。

乾燥した薪のように断面は乾いています。

もう少し下で幹を切ってみても同じ。

これは木全体が枯れてしまったな。

仕方ないので、地面から15cmくらいの高さで幹を切って、木を処分することにしました。

捨てるために枯れた幹を小さく切っていると切り口に・・・

切り倒した姫りんごの幹を、捨てやすい長さにのこぎりで切っていると、こどもが「切ってみたーい。」と言ってきたので、切らせてみました。

手こずりながらも、「面白ーい。」と切っていましたが、突然このぎりから手をはなして「わー。」と悲鳴をあげました。

どうしたのかと見てみると、幹の切り口にこどもの指ほどの穴が空いていて、白っぽい虫の幼虫が真っ二つになっていました。

こどもがのこぎりで、木の幹ごと虫の幼虫を切ってしまっていました。

幼虫を取り除いた後の幹の断面は次の画像の通りです。
切った幹の断面
幼虫を出したあとの穴の中は、木がおがくず状になっていました。

姫りんごを枯らした犯人は、カミキリムシの幼虫のテッポウムシ。樹木の天敵です

ネットで調べてみると、この白っぽい幼虫はカミキリムシの幼虫のテッポウムシでした。
テッポウムシ
カミキリムシは、ぼくが子供の頃の好きな虫の上位ランクでした。
カミキリムシ
でも、カミキリムシは樹木の天敵でした。

木に穴を開けて卵を産み付け、幼虫になると木の幹の中を食べて成長していきます。そして樹木は枯れてしまいます。

幹や枝から、おがくずのようなものが出ていたら、テッポウムシが中にいる可能性が高いです。

樹木を守るには、早く見つけて、早く駆除する必要があります。

うちの姫りんごは駄目でした。

切り株を短くしようと思い、少し地面に近いところで切ると、そこにも穴が空いていて、テッポウムシがいました。
根元付近の幹の断面
これでは駄目になるはずです。

気付けなくてごめんなさい。
(;_:)

テッポウムシを予防・退治する方法

ネットでテッポウムシの予防方法を調べてみると、次の商品を見つけました。

付属のはけで幹や枝に塗ると、表面に樹脂フィルムが出来上がり、テッポウムシからガードしてくれます。

木が出す、害虫を誘い出すフェロモンも遮断する効果もあります。

レビューの評価も高いですね。よさそうです。

また、おがくすが出て、すでにテッポウムシがいる場合は、殺虫剤でやっつけましょう。

(#^^#)でも姫りんごの木は生きていました

根元で姫りんごの幹を切っている時、すぐ横の地面から先端に葉っぱが付いた、ひょろっと細い枝の存在に気が付きました。

なんと姫りんごの木は生きていたのです。

ひょろひょろだけど、しっかり葉っぱを付けていました。
新しい幹がでていた姫りんご
よく生きててくれました。

今度は気をつけて、大切に育てたいと思います。