先日、NHKのプロフェッショナルで、小巻亜矢さんを特集していました。
小巻さんは、赤字続きだったサンリオピューロランドを5年でV字回復させた立役者の方です。
番組では、小巻亜矢さんがどのような考え方でスタッフと接しているかが紹介されていました。
キーワードは「信じて、支えて、伸ばす」。
その考え方は、自身の子育てでの経験も活かしたものでした。
ぼくの子供は現在小学生です。
性格は慎重で、上手くいかないと、すぐにその状況を嘆いたり、諦めてしまいます。失敗を恐れて、上手くできなかったことや経験がないことには、しり込みしてしまいます。
最近、奥さんとそのことを会話し、これまでのぼくたちの接し方が良くなかったのでは、と考えるようになりました。
小さな失敗にガミガミ言ってしまい、失敗しそうにな状況では、先回りして注意してしまったり。
プロフェッショナルで紹介された小巻さんは、そんなぼくたちに、子供への接し方のヒントをたくさん教えてくれました。
子育てで同じような悩みを持っている方は、是非参考にしてもらいたい内容です。
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子供への向き合い方を見直すきっかけは、壮絶な過去の経験
サンリオピューロランドでスタッフと接している小巻さんは、明るい笑顔で、前向きで、気さくです。
順風満帆な人生だったのかなと思ってしまいましたが、過去には壮絶な経験をしています。
サンリオに入社し、20代で結婚退社、3人の男の子の子育てをしていたのですが、34歳のときに、事故で2歳の次男を亡くします。
生きる気力をなくしてしまい、そんな状況から抜け出すため離婚。2人の子供を育てながら、化粧品販売の仕事をはじめます。
小巻さんは寝食を忘れて働き、トップクラスの売り上げを記録するくらいになります。
その頃は子供にも完璧を求めるようになり、「私はこんなに頑張っているんだから。」、「あなたのために言っているのよ。」、「恥をかかせないで。」と厳しく接するようになってしまいます。
張りつめていたんでしょうね。現在の小巻さんからは、想像できない言葉です。
そんな時、同級生のお母さんから、中学生の長男が部活で孤立していることを教えられます。
180cmくらいの大きな長男が、夜ベッドでおびえるように小さくなって寝ている背中を見て、愕然として膝から崩れたそうです。
このことをきっかけに、小巻さんは、「今まで何をしていたんだ。まず変わるべきは自分だ。」と考え、心理学、教育学を学び、子供への向き合い方を見直します。
この経験が子育てだけでなく、仕事でのスタッフへの接し方にもつながっているのです。
小巻さんから学んだ子供への接し方「信じて、支えて、伸ばす」
信じて、笑顔で「大丈夫」と言い続ける
子供は、上手くできないこと、はじめてのことにチャレンジするのはとっても不安です。
そんな時、親が不安そうにしていたら。
子供は安心してチャレンジできません。
笑顔で「大丈夫。」と言ってあげることで、子供は安心してチャレンジできるようになります。
信じて、任せる。上手くできたら、「うまくいったね。」、「がんばったね。」と褒めてあげる。
小さな成功体験を積んでいくことで、自信を持てるようになります。
その為にも、褒めて、認める。承認のメッセージをしっかり伝えることが大事です。
うまくいかなくても、支えて、伸ばす
うまくいかなくても、責めてはいけません。
「うまくいかないと、叱られる、責められる。」と考えたら、チャレンジをしなくなります。
うまくいかないときは、やってみて気づいたことは何だったか聞いてあげましょう。
そこから学びを引き出せます。
小巻さんは、サンリオピューロランドのスタッフにも、このように向き合っているそうです。スタッフを信じて。
子育てと同じと言っていました。
もし、「大丈夫。」と言って、うまくいかなかったら、自分が責任を取ればいいとも言っていました。
これならスタッフも思い切ってチャレンジできますね。
NHKプロフェッショナルの小巻亜矢さんの回を見る方法
小巻さんの回のNHKプロフェッショナルを、ぼくは録画して保存版にしています。また時間がたったら見直して、子供との向き合い方がうまくできているか反省する為です。
再放送も終わってしまったので、地上波放送では見れませんが、NHKオンデマンドかU-NEXTで視聴することができます。
NHKオンデマンドでは有料になりますが、U-NEXTなら31日間無料トライアルがあります。
NHKプロフェッショナルはU-NEXTでは見放題対象の作品ではないので、31日間無料トライアルでも220円かかりますが、31日間無料トライアルでは600円分のポイントがプレゼントされるので、このポイントを使って無料で視聴できます。
小巻亜矢さんの回は、是非見てもらいたい回です。
小巻亜矢さんの著書
小巻亜矢さんの著書をご紹介します。
笑顔があふれる親子になれるヒントが見つかると思います。
赤字続きのサンリオピューロランドがV字回復することになった、小巻さんの取り組みが詳しくわかります。